考えがまとまらないのは精神疾患かもしれません

精神病に見られる症状

医者と看護師

躁うつ病の特殊な症状

うつ病や統合失調症などの精神的病気は、近年広く認知されるようになってきました。発症の原因はストレスや自律神経の乱れなど様々で、人によって異なります。いつも明るく元気な人でも突然発症してしまう可能性もあり、だれがなってもおかしくない病気と言えます。このような精神病は、症状が似ていることが多いです。被害妄想や自己嫌悪、慢性的な憂鬱感や疲労感などが主ですが、なかでも奔逸と呼ばれる特殊な症状が現れることがあります。奔逸とは、様々な考えがあふれている状態のことを指します。躁うつ病の患者によく見られる症状で、その中でも特に躁状態の時に起こります。多弁になり、話があちこちに飛びながら妄想のようなことを話し周囲を困惑させてしまうことがあります。また、さらに奔逸の症状が悪化すると、妄想が加速し他人に攻撃的になったり、自尊心が拡大し見ず知らずの人に妄想の内容を話しかけたりなどの行動をとってしまうこともあります。このように周囲を巻き込んでしまうのが奔逸と呼ばれる症状の特徴なので、周囲が理解ししっかりサポートすることが大切と言えます。また躁うつ病は、躁の状態とうつの状態を繰り返す病気なので、このような状態になったあとには反動で深いうつ状態になることが考えられます。うつ状態になると、奔逸の症状は一変し何も考えられずぼーっとしたり、悲観的になって涙が出てきたりといった違った症状が現れます。このように躁うつ病は、心にも体にも非常に負担がかかる病気です。しっかりした治療を行うために、気づいたときに早めに病院を受診することが大切です。

奔逸以外にも、躁うつ病によく見られる症状は多々あります。例えば躁状態にときには、自尊心の拡大、注意散漫、気分の異常な高揚などです。衝動的に性的行動に及んだり、衝動買いを繰り返したりなどの行動を起こすこともあります。うつ状態のときには、自尊心の低下、自己嫌悪、絶望感、頭痛や肩こりなどが起こることが多いです。躁状態が長く、様々な行動を起こせば起こすほど、うつ状態になった時の症状は重い傾向があります。また、場合によっては躁状態とうつ状態の症状が混合して現れることもあります。奔逸や絶望感などが同時に現れるので、非常に体に負担がかかり、一日中何も出来ず布団から起き上がることさえ出来ないというのも珍しくありません。このような躁うつ病の治療は、薬を使うことがほとんどです。薬を使うことで感情をうまくコントロールし、症状を抑えていきます。たとえば、気分を安定させるための薬にはリチウムと呼ばれるものが処方されます。精神疾患の治療薬として古くから使われており、自殺防止などの効果も期待されています。また、ラモトリギンは、躁うつ病に対して再発予防作用があると言われている薬です。特にうつ状態の症状によく効き、絶望的な気分を改善させ、意欲を向上させます。このような薬を長期的に服用していくことで、少しずつ症状は改善されていきます。精神病の中でも、躁うつ病は非常に厄介なものです。双極にある感情が繰り返し湧き上がるため、周囲も混乱することが多いです。早めに治療を開始し病を克服していきましょう。

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